労働審判とは

By | 2016年2月11日

e3c9afb8fa0c923ce7c1e03647d69b68_m[1]

労働審判という言葉を耳にしたことがある人はどれくらい存在しているでしょうか。

恐らく、多くの方は労働審判という言葉自体を知らない人も多いと思われますので、ここで詳しく紹介していきます。

労働審判というのは、労働者と事業主の間で起こった労働問題に対して、労働審判官1名と労働審判員2名によって適正な解決を図るための裁判所の手続きの1つとなっています。

一般的には、残業代の未払いに関する問題や、不当解雇などの問題に対して事業主と労働者が法廷で争わなければならないような事態になった際に利用される制度となっていて、平成18年から始まった新しい制度となっています。

近年では、ブラック企業問題などが多く寄せられることもあり、事業主と労働者の間で裁判が行われるケースも少なくありませんが、日本の裁判というのは長期化することが多く、長期化した場合に労働者の生活が脅かされるということも考えられるために、それらの問題に対処するために生まれた制度だとも言われています。

ちなみに、労働問題に関する事件が裁判になった場合に、解決に至るまでの平均的な期間は14.3ヶ月だとされています。

そして、労働審判を行った場合の解決に至るまでの平均的な期間は2.5ヶ月とされていて、約6分の1の期間で解決することから、労働問題に対する裁判の手続きとして利用されることが多くなっています。

審理に掛かる期間が短いということは、弁護士に依頼をした場合の費用や日常生活が損なわれるリスクも最小限で済むということに繋がりますので、労働者にとっても事業主にとってもメリットの大きい制度です。

労働審判は権利や利益の大小に関わらず申し立てる事が出来る制度となっていますので、アルバイトやパートタイマーで働いていた人が、企業に対して未払いの賃金を請求するというようなことも多くなっていることが特徴的です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です